2015年4月24日にバンダイより発売されたガンプラ「HG 1/144 シャア専用ザクⅡ」を素組み、素組み+シール、素組み+部分塗装の3パターンでレビューします。
MS-06S シャア専用ザクⅡは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場するジオン公国軍のモビルスーツです。
ストーリーでは月面のスミス海における史上初のモビルスーツ戦で功績を買われたシャア・アズナブルがジオン公国軍に士官として再任官。モビルスーツのパイロットとなって与えられた機体です。
設定ではMS-06 ザクⅡをベースにシャアの要望によるカスタマイズが施され、機体色は本人のパーソナルカラーである「赤」がペイントされ、指揮官機であることを示すアンテナを配置されています。MS-06 ザクⅡと基本構造は同じですが、シャアの指示によってより高い機動性を発揮する推進ユニットのリミッターが解除されました。その結果、ジェネレーターや推進器の加熱などによる機体損傷のリスクは高まっていますが、MS-06 ザクⅡの持つ推進性能を限界まで使用することができるようになっています。しかし、量産機に比べるとシビアな操縦技術が要求される為に扱いが難しい機体にもなっているとのことです。一般機の30%増しと言われる高推力を駆使した一撃離脱の戦闘が得意で、印象に残る赤い機体を駆使して鮮やかに戦場を駆け巡るその姿から、後に「赤い彗星」と呼ばれるようになりました。
今回紹介するガンプラは2015年4月24日に発売になったシャア専用ザクⅡです。オリジン第5話「激突 ルウム会戦」 に登場するMSで、発売当時はHG最新フォーマットによる完全新規設計で登場しています。後に発売になるジ・オリジンのザク系バリエーションのベースとなるモデルです。
ランナーは10枚。ヒート・ホーク2種、MS用バズーカ、マシンガン、対艦ライフルと専用のシール、説明書が付属します。